家計管理

固定費を見直すだけで家計が変わる理由

あやと

「節約を頑張っているのに、なかなかお金が貯まらない」、「節約を続けるのがツラくなってきた」。そんな悩みはありませんか?

もしかしたらその原因は、”日々の小さな支出”ばかりを節約して、毎月自動的に出ていく”固定費”を見直していないからかもしれません。

僕自身も以前は、節約といえば「食費を減らす」、「電気をこまめに消す」といった方法ばかりを考えていました。しかし、資産形成を行っていく中で、”固定費の影響が非常に大きい”ということに気が付きました。そして、実際に固定費を見直したことで、毎月の支出が大きく改善しました。

この記事では、固定費を見直すことで”支出が大きく変わる理由”と”実際に見直すべきポイント”について、ご紹介できればと思います。

固定費とは何か

まず最初に、固定費とは何かを整理します。

固定費とは、決まって毎月ほぼ一定額がかかる支出のことで、下記のような支出になります。

  • 家賃
  • 通信費(スマホ・インターネット)
  • 保険料
  • サブスクリプション
  • 駐車場代
  • ジム会費

これらは一度契約すると、意識しなくても毎月自動的に銀行口座などから引き落とされます。そのため、多くの人は金額を細かく確認しないまま支払い続けてしまうことが多いです。

また、サブスクリプションやジム会費は、初月無料などで容易に契約してしまうことが多く、無料期間が過ぎたあとも忘れてしまっていたり、解約するのが面倒になってしまったりして、契約したままとなってしまうケースもあります。

固定費が家計に与える影響は大きい

固定費を見直すことによる最大のメリットは、”一度見直すだけで長期間効果が続く”ということです。

例えば、スマートフォンの料金を毎月3,000円下げることができたとすると、年間では「3,000円 × 12か月」で「36,000円」の節約になります。もし、この状態が10年間続けば、節約金額は合計で36万円にもなります。

もやしを多用したり、電気をこまめに消したりなどの節約は、ストレスも溜まりますし、少し気が緩むと一気に爆発して爆買いなどに走ったりしてしまいます。このように日々の努力で36万円を節約するのは大変ですが、節約の対象を固定費とすれば、一度の見直しで長期的な節約を実現でき、ストレスを最小限に抑えることができます。

変動費の節約は続きにくい

一方で、食費や水道光熱費、娯楽費などの変動費は、節約の効果が限定的で、長期間継続して節約していくことはとても難しいです。

毎回努力が必要になる

変動費を節約するには、日々の行動を変えて、こまめな節約を続ける必要があります。

  • 安いスーパーを探す
  • 外食を我慢する
  • 買い物を減らす
  • 電気をこまめに消す
  • 同僚や友達からの誘いを断る
  • 趣味を我慢する

このような節約は、頑張って節約する割には節約できる金額がそこまで大きくなかったり、ストレスがかかって長続きしないことが多いです。

生活満足度が下がりやすい

変動費の節約を頑張りすぎると、毎回ストレスがかかってくるため、全体的な生活満足度が下がってしまいます。

その結果、ストレスが溜まり、反動で大きな出費をしてしまい、その行為を後悔して自己嫌悪に陥って、またストレスが溜まる、という負のループに嵌ってしまうことになります。

このような状態になると、自分だけでなく、生活の満足を満たしてくれるはずの家族に対してまで、無理な節約を強要したり、ストレスをぶつけてしまったりしてしまうこともあり得ます。

節約は、無駄な支出を抑えて、その結果として生じた余剰金で、ご自身や家族の”将来の安心”や”生活満足度”を上げるために行っているはずです。自己嫌悪に陥ったり、家族と喧嘩をするために行っているものではないはずです。

節約は、ご自身や家族を”より”幸せにするための手段の一つだということを忘れないでください。目的を見失わない方法で、健全に無理のない範囲で節約を行っていきましょう。

このように変動費の節約はおすすめできませんので、ぜひ固定費の見直しを行っていきましょう。

見直すべき固定費の代表例

ここでは、特に見直すと効果の高い固定費をいくつかご紹介します。

通信費(スマートフォン)

まずは通信費です。僕が固定費の見直しを始めた際は、まずここから手を付けました。

通信費は大きく分けて、「スマートフォンの通信費」と「自宅のインターネット回線」の2つがあると思います。

スマートフォンの料金は、見直し効果が大きい固定費の代表例となりますが、大手キャリアから格安SIMに変更するだけで、月3,000円程度安くなるケースもあります。

実際に僕もかなり前に大手キャリアから格安SIMに変更したのですが、auからTONEモバイルに変更するだけで、月10,000円以上も安くすることができました。現在では大手キャリアの料金もだいぶ安くなっているため、このように大幅な金額を安くすることは難しいと思いますが、それでも月3,000円程度安くすることは可能だろうと思います。

なお、僕が過去に利用してきた格安SIM(楽天モバイル含む)を参考までにご紹介します。

  • TONEモバイル
  • 楽天モバイル
  • iijmio
  • POVO
  • LIBMO
  • U-NEXTmobile

どの格安SIMも低料金で利用できるため、本当におすすめできます。

通話をたくさん行う場合は、楽天モバイル一択になるかなと思います。低速で通信し放題であれば、TONEモバイルがおすすめです。毎月少量のギガのみで良い場合は、iijmioがおすすめです。たまにしか使用しない場合は、都度購入できるpovoがおすすめです。TOKAIホールディングスの株をお持ちであれば、株主優待で月額料金が割り引かれるLIBMOがおすすめです。動画配信サービスのU-NEXT契約している場合は、実質月額300円で利用できるU-NEXTmobileがおすすめです。

実際、僕はプライベート用と仕事用でスマートフォンを2台持ちしていますが、下記の構成で低価格で格安SIMを利用しています。

  • 楽天モバイル(通話)+ U-NEXTmobile(データ)・・・月額300円
  • POVO(通話)+ LIBMO(データ)・・・月額8円

プライベート用は、楽天モバイルの通話SIMで電話し放題を利用しています。毎月の料金は1,100円程度ですが、楽天ポイントで料金を支払っています。

データ通信はU-NEXTmobileの通話SIMを利用しています。こちらは通話SIMなのですが、通話時間に応じて通話料がかかってくるため、電話の使用はしていません。ギガは月に20GB付与されます。毎月の料金は1,800円となりますが、U-NEXTに契約していれば、毎月300円割引されます。さらに毎月U-NEXTポイントが1,200円付与されるため、このポイントを全額支払いに充てることで、実質300円で利用しています。

仕事用は、POVOの通話SIMを電話に使用していますが、現在は仕事に電話を使用することはほぼありませんので、通話料は発生していません。

データ通信はLIBMOのデータSIMを利用しています。3GBで月額858円のプランに加入していますが、TOKAIホールディングスの株主優待で月額850円割引されており、料金の支払いは毎月わずか8円になっています。

通信費(自宅インターネット)

自宅のインターネット回線については、まずポケットWi-Fiを検討してみてください。自宅で動画視聴を行ったり、動画のアップロードなどを行わない場合は、自宅にインターネット回線を設敷かずとも、ポケットWi-Fiの利用で済む場合があります。僕も実際に、過去にポケットWi-Fiを利用していたのですが、自宅でも外出先でも常にポケットWi-Fiの回線でデータ通信を行うため、スマートフォンのギガを使用せずに済んでいました。これにより、スマートフォンのデータSIMを契約しないことも可能となり、その分の料金が節約できます。

ちなみに、ポケットWi-Fiも「WiMAX」などを利用すると月額5,000円程度かかってしまいますが、「おてがるWi-Fi」など契約なしで利用できるポケットWi-Fiを利用すると安く済みます。僕は、過去に「WiMAX」も「おてがるWi-Fi」も利用経験がありますが、「おてがるWi-Fi」を利用していたときは、月額1,700円程度で月に8GB程のギガが使用できていました。

ポケットWi-Fiの導入が難しい場合は、自宅にインターネット回線を敷くことになりますが、その場合でも月額が安いプロパイダと契約しましょう。

現在、僕の住んでいるマンションには無料のインターネット回線が付いているため、インターネット回線の契約はしていませんが、過去に契約していた際に一番安かったプロパイダは、「アットスマート光」になります。

「アットスマート光」は、マンションだと月額3,700円くらいで利用できていました。一人暮らしを始めた当初は「フレッツ光」を利用していましたが、その当時は月額5,000円程かかっていたため、その頃と比べると月1,000円以上の節約ができていたことになります。

保険

保険料も長期的に見ると大きな支出になります。保障内容を見直すことで保険料を大きく減らせる可能性がありますので、ぜひ見直してみましょう。

保険料を見直す時のポイントは下記の通り3点あります。

  • 必要以上の保険に加入していないか
  • 保障内容を重複して契約していないか
  • 同じ保障内容で他に安いところはないか

僕が過去に契約していた保険を例にします。

僕は過去に、入院すると1日あたり10,000円保障される医療保険に加入していました。また、ケガをして病院にかかると1日あたり2,500円保障される傷害保険にも加入していました。

しかし、よく考えると、僕はこれまで約35年間生きていますが、入院は一度も経験がありません。ケガで病院にかかることも社会人になってからは一度もありません。しかし、ずっと保険料を支払っています。

”皆さんも同じような状況になっていませんか?”

本当にこれらの保険が必要なのかを、改めてよく考えてみてください。

仮にこれらの保険は、安心を得るために必要だとします。では次に、保障金額は入院日額10,000円であったり、ケガで日額2,500円であったりする必要はあるでしょうか?その保障金額は本当に妥当でしょうか?

”今まで一度も入院したことがありません。”
 →入院日額5,000円の保障内容でも良くないでしょうか?

”社会人になってから、一度もケガで病院にかかっていません”
 →日額1,000円の保障内容でも良くないでしょうか?

今一度、ご自身が契約している保険の保障内容が妥当なのかを確認してみてください。

なお、妥当かを判断する際には、公的な医療保障制度も念頭に置いて判断してみてください。

例えば、病院にかかっても多くの方は、健康保険証を提示すれば3割の負担で済みます。高額療養費制度を活用すれば、高額な医療費がかかっても月10万円程度に抑えられるはずです。

このように日本は、公的な保障制度が充実しています。

また、僕の場合、傷害保険の保障内容に、「個人賠償責任保険」の保障も含まれていました。他人に損害を与えてしまった場合に、保険会社から被害者にお金が支払われるという内容の保険商品です。

他方、賃貸マンション入居時に契約した「火災(家財)保険」にも同内容の保障が付帯されていました。固定費の見直しを意識するまで、僕はこのことに気が付いていませんでした。契約した保険の保障内容をちゃんと把握していなかったからです。今では傷害保険は解約して、火災(家財)保険のみ契約していますが、もったいないことをしていたなと後悔しています。

ちなみに、保険の運営会社について、民間保険会社と共済組合の2つがありますが、皆さんはご存じでしょうか。

僕は過去に、医療保険をアクサ生命保険株式会社と契約して加入していたのですが、現在は県民共済に加入しています。ほぼ同程度の保障内容ですが、月の保険料は半分以下になっています。

民間の保険会社は、株式会社なので、会社の持ち主である株主に利益を還元するために運営されています。他方で共済組合は、加入者同士がお金を出しあって”助け合う”ことを目的に運営されています。このように共済組合では利益を追求した運営を行う必要がないため、医療費が思ったよりもかからなければ、支払った保険料が加入者に一部還付されたりすることがあります。また、民間保険と比べて保険料も安く抑えられていることが多いです。

以上のように、保険を見直す際には、「必要以上の保険に加入していないか」、「保障内容を重複して契約していないか」、「同じ保障内容で他に安いところはないか」の3点を意識してみてください。

サブスクリプション

動画配信サービスや音楽サービスなどのサブスクも、いつの間にか複数に契約してしまっている支出の一つです。

サブスクは初月無料など、契約する際のハードルが低く設定されていることも多く、最初は無料で契約してみたものの、その後は契約していたこと自体を忘れてしまったり、解約するのが面倒になって、そのままにしてしまうケースも多いです。

また、僕は過去に動画配信サービスの「dアニメストア」と「Amazonプライム」と「U-NEXT」の3つを同時に契約していたことがありますが、「本当に3つとも最大限に利用しているのか」を改めて考え直して、現在は「U-NEXT」の1つだけにしています。

利用頻度が低いサブスクも思い切って解約することが大切です。もし、解約して本当に困ったらまた再契約すれば良いのです。

ちなみに僕は、「dアニメストア」を解約した後に、1か月間だけの契約と解約を何度か繰り返したことがあります。観たい時だけ契約するのも効果的ですし、視聴したい動画が数本分たまったタイミングで短期間だけ契約して、まとめて視聴するのも有効です。

固定費を見直す具体的な手順

固定費を見直すときは、次のステップで進めるとスムーズです。

① 家計を把握する

まずは現状の支出を把握することが重要です。様々なところで言われていますが、家計簿アプリや銀行の明細を確認して、毎月どの固定費にいくらかかっているのかを整理しましょう。

ここである程度把握できていないと、霧がかかった道を手探りで進むようなもので、見直すスピードや効率が落ちてしまいます。そうなると、結果的に中途半端な見直しだけして、やった気になって終わるか、途中で挫折して終わってしまうことになってしまいます。

② 必要な支出と不要な支出を分ける

次に、それぞれの固定費が本当に必要なのかを考えます。長い間使っていないサービスや、少ししか使っていないサービス、重複したサービスなど、解約しても生活の満足度に大きく影響しない支出が見つかるかもしれません。

また、今夏は必要だと判断しても、数年後にも必要とは限りません。数年おきにご自身が契約しているサービスを見直して、それを習慣化すると、さらに節約が捗ると思います。

③ 契約内容を見直す

通信会社や保険会社などを比較すると、あまり内容が変わらないにも関わらず、より安いプランが提供されていることがあります。

他方、実は少しサービスの質を落としても生活の満足度はあまり下がらず、しかし、料金が大きく下がるようなプランもあったりします。

僕の場合は、アニメを視聴したくて「U-NEXT」に加入しています。視聴できるアニメの本数もとても多いのが魅力です。しかし、「dアニメストア」でも、視聴できるアニメの本数は減ってしまいますが、メジャーなアニメであれば問題なく視聴が可能です。この点が妥協できるのであれば、生活の満足度をあまり下げずに、月に約1,500円の節約をすることが可能となります。

このように現在の契約内容を確認し、より適したプランがないかを調べて工夫してみることもおすすめの見直しポイントになります。

固定費を見直すと人生が楽になる

固定費の見直しは、一度の見直しで毎月の支出を継続して減らすことができます。変動費の節約とは異なり、毎回頑張って節約する必要もありませんし、変動費と比べてストレスのかかる頻度も限りなく減らすことができます。

固定費の節約を優先して行うと、精神的な余裕が生まれ、ご自身だけではなく、ご家族とも幸せな時間が増えます。そして、貯金や投資に回せるお金が増えることで、将来に対する安心感も大きくすることができます。

僕自身も固定費を見直したことで、ストレスなく毎月の貯蓄額が増え、順調に資産形成を進めることができています。

まとめ

固定費は一度見直すだけで長期間効果が続くことから、家計改善の中でも非常に有効な節約方法となります。

  • 固定費は自動的に支出されるため見直し効果が大きい
  • 一度見直せば長期間節約効果が続く
  • 変動費よりもストレスなく節約できる

もし節約を考えているのであれば、ぜひ固定費を見直してみてください。小さな見直しでも、効果は大きく、安心感や生活の満足度も持続できると思います。

この記事が、少しでも読まれた方の参考になることを願っています。

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はじめまして。当ブログを運営しているあやとです。20代で借金100万円を抱えていましたが、資産形成を行っていくことで少しずつお金の不安から解放されつつあります。このブログでは「借金からの再スタート」「節約と家計管理」「株式投資での資産形成」をメインテーマに、資格・副業・健康・読書など、暮らしや学びに役立つ情報もシェアしていきます。同じようにお金に悩んでいる方に「一歩踏み出すきっかけ」になれば嬉しいです。
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