借金返済後にやって良かったこと・やめて良かったこと
借金を完済したとき、心から「やっと終わった…」と思いました。しかし、返済が終わった瞬間に不思議な不安も生まれます。「もう借金はしたくない。将来に備えて貯金しておかなくては。」と思いました。
僕自身、20代で100万円の借金を抱え、1年間本気で返済を行いました。完済直後は、安心感を得た一方で新たな不安と向き合い、お金に対する意識を根本から見直した時期でもあります。この記事では、僕が実際に「返済後にやって良かったこと・やめて良かったこと」をまとめましたので、ぜひ参考にしていただければと思います。
借金完済は「ゴール」ではなく「スタート」だった
完済した直後は、達成感よりも漠然とした不安感の方が大きかったです。借金中は返済という明確な目標があり、完済することだけを意識してきました。しかし、完済した直後から「これで終わりなのか?」、「もう大丈夫なのか?」という不安を感じました。今振り返ると、あのタイミングが本当の意味での「人生のリスタート」だったと思います。
借金返済で得た教訓は、「お金の使い方次第で人生は変わる」ということです。だからこそ完済後にどう行動するかが、今後の人生を大きく左右するといっても過言ではありません。借金を完済したからといって、借金をする前の生活に戻してしまうと、あっという間にまた借金を抱えてしまっていたことでしょう。
やって良かったこと①:家計簿をちゃんと活用し始めた
借金返済前は、何となく毎月の収支をざっくり家計簿に記録しているだけでした。しかし、借金の返済を開始した時期からは、消費・浪費・投資の区分に分けて、1円単位で収支を記録するようにしました。そして完済後は、区分に分けた支出の内容を把握して、削れる支出は無いのかをしっかりと見直しました。
最初はざっくりでOK
家計簿をつけることに慣れていない人は、最初から完璧を目指さず、「食費」「光熱費」「その他」くらいの大分類でスタートしてもOKです。まずは、家計簿をつけることに慣れることと継続して続けていくことが大切です。ざっくりとした家計簿でも、記録していく中で自分のお金の使い方を意識したり、把握できていなかった支出が徐々に見えてくるため、段々とそこから細かく把握するようになったり、無駄な支出を意識的に減らせるようになってきます。
「支出を把握すること」が、最初の節約につながります。
焦らずに、まずはざっくりと家計簿をつけて、継続することを意識しましょう。もし挫折しそうになったら、より大雑把にして、とにかくまずは家計簿をやめないことを第一に考えましょう。
やって良かったこと②:NISAで積立投資を始めた
完済後に一番やって良かったのが、投資信託の自動積立です。「もう借金はしたくない」と思う一方で、「お金を増やすスピード」をつけたいと感じていました。地道に貯金するだけではなかなかお金は貯まりません。経済成長の力を借りてお金を増やしていきましょう。
NISAの積立投資を選んだ理由
- 少額から始められる(100円から)
- 自動で投資できるので続けやすい
- 非課税でリターンを得られやすい
- 複利の効果が得られる
- ドル・コスト平均法でリスクを分散できる
最初の数か月はほとんど増減がなく、「これでいいのかな?」と思う時期もありました。始めた当初は投資金額が少額であったため、株式市場が大きく上昇しても金額にすると微々たるものでした。しかし、毎月コツコツと続けていくうちに、次第に投資元本が大きく積み上がり、複利も効いてくるため、「お金が増えている感覚」を実感することができます。
「減らさない」から「増やす」へ。
最初はお金が増える感覚を得にくいかも知れませんが、コツコツと投資元本を積み上がていきましょう。次第にお金が増えていく感覚を感じられるようになってきます。
やって良かったこと③:浪費を「やめる理由」でなく「選ばない理由」に変えた
借金の返済を始めた当初は、「買わない」「我慢する」という思考でした。しかし、完済後に意識したことは、「本当に今買う必要かあるのかどうか」を自分で選択するという考え方です。衝動的に買うのではなく、少し時間を置いて冷静になった後に改めて「買うかどうかを判断する」ということを意識すると、本当に必要なものだけを選んでいくことができます。例えば、洋服なら、「ほしい!」と思っても一旦はそのまま保留にしておき、1週間に改めて「今持っているものと色が被っていないか?」「1年後も着ているイメージが持てているか?」と考えるようになりました。
僕は、この視点を持てたことで、「無駄遣いが減る=必要なものだけが手元にあり、満足度が高い状態」を作り出すことができ、満足度の高いストレスフリーな生活を送れるようになりました。
やって良かったこと④:収入源を1つに絞らない意識を持った
借金を完済した後、「もう借金はしたくない」と思ったこともあり、給料以外の収入源についても意識し始めました。最初に取り組んだのは、副業ではなく知識を増やすことでした。知識を増やすことで、やれることが増え、仕事の幅も広がると考えました。その後、FP技能検定3級や行政書士などの資格を取得して、お金や法律の知識を深めました。
知識が増えると、考え方が多角的・客観的になり、リスクの取り方や投資判断にも自信が持てるようになりました。今では、ブログ運営やYouTube発信、株式投資に資格活用など、収入源を得る複数の可能性を持てるようになりました。
やめて良かったこと①:「一発逆転」を狙う思考
借金の返済が終わった直後は、今すぐ「お金を増やすスピード」をつけたいと焦ってしまうこともありました。でもその焦りは、再び失敗してしまうきっかけになります。
一発逆転は「再び借金」の入り口
短期間でお金を増やそうとすると、リスクの高い投資や怪しい副業に惹かれやすくなります。僕も一度、FXや仮想通貨への投資に興味を持ち、仮想通貨への投資を行っていた時期がありましたが、30万円ほどマイナスになった後に冷静になってやめました。今になって考えてみると、短期間でお金が増やせるような美味しい話があれば、今頃みんなお金持ちになっているはずです。結局は、コツコツと地道にお金を増やしていくことが、実はお金持ちになれる一番の近道なのです。
やめて良かったこと②:「見栄のための支出」
借金を完済してからは、ブランド品を買うことも少なくなりました。以前は、社会人としてカッコいい腕時計やスーツ、革靴などにお金を使っていましたが、このような見栄えを気にしたお金の使い方を続けていては、また借金を背負うことになります。
本当に必要かを改めて考えたとき、「他人の評価のために使うお金は、自分を貧しくする」と気づきました。どんどん周りと比べて、他人よりも、あの人よりも、と見栄のために使うお金には限りがありません。いつまで見栄を張ってお金を使い続ければ満足するのでしょうか。おそらく永遠に満足することは無いのだろうと思います。このような状態のままだと、金銭面だけではなく、精神面も貧しいままとなってしまいます。
僕は、見栄をやめてから、心の余裕も金銭的余裕も増えました。
周りと比べて見栄を張るのではなく、過去の自分と現在の自分とを比べて、自分の成長を実感して満足度を上げていきましょう。
やめて良かったこと③:「お金の話を避けること」
以前は、お金の話題を出すのは何となく品がなくて恥ずかしいことだと思っていました。でも、実はお金の話を避けるほど、お金に関する判断を他人任せにしてしまっていることに気が付きました。見栄を張ってブランド品を購入してしまったり、保険の営業に乗せられて不必要な保険に加入してしまうことなど、自分で判断できておらず、周りに惑わされていることも多い世の中です。心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
借金の完済後は、本やYouTube動画を通じて「お金」の話に慣れていきました。今では、僕と同じように節約・家計管理・貯金・投資・副業などに興味を持っている方たちとお金の話をして、有益な情報交換や互いの目標に向けて切磋琢磨しています。
お金の話は「タブー」ではなく、人生の主導権を自分自身が握るための「大切な話」です。お金に真剣に向き合わないと、一生お金に苦労する人生となってしまいます。ここからお金にしっかりと向き合って、より自分の良いと思える人生にしていきましょう。
まとめ:完済後に大切なのは「自分を再構築すること」
借金の完済はゴールではなく、「自分の人生をどう生きるのか」を考える大きなきっかけとなりました。借金によってお金に関する「不安」や「痛み」を知ったからこそ、それを糧にして次は「安心」や「自由」を積み上げる番だと思っています。
- やって良かった:家計簿・積立投資・浪費の選択・知識の習得
- やめて良かった:一発逆転の思考・見栄の支出・お金の話を避ける姿勢
上記の3つをやめたことで、僕の思考や生活はシンプルになり、資産も順調に増えていっています。借金の完済は「過去の清算」ではなく、「未来の設計」の始まりです。この僕の実体験が一人でも多くの方の参考になることを期待しています。


