固定費を月2万円減らした!無理せず続く節約・家計見直しのコツ5選
「節約は辛くて続かない」――そう感じていた僕が、固定費の見直しだけで毎月2万円以上の削減に成功しました。本記事では、僕の実体験をもとに今日から始められる固定費の節約方法をお伝えします。
- はじめに:節約を「頑張らない」ために固定費から攻める
- 全体像:固定費を棚卸しして「削る順番」を決める
- 通信費の見直し(スマホ)――格安SIMで月10,000円超えの効果
- サブスクを整理――「今使ってない」は一旦解約
- 保険料の最適化――“安心のための過払い”を防ぐ
- 光熱費の最適化――契約プラン×使い方のダブルチューニング
- 住居や駐車場などの“大物”――ハードル高いがインパクト大
- 銀行・クレカ・ネット回線の“小さな無駄”をゼロに
- ケース別:一人暮らし/二人暮らし/在宅ワーカーの最適解
- 実例:僕のビフォーアフター(固定費の変化)
- よくある相談:やらない理由を潰す
- 90日アクションプラン:無理なく2万円削減を定着させる
- 浮いた2万円を「増えるお金」に変える:仕組み化のすすめ
- まとめ:固定費カットは「最小努力×最大効果」
はじめに:節約を「頑張らない」ために固定費から攻める
節約に失敗する最大の理由は、「我慢する」やり方だからです。外食をやめる、趣味を制限する。このようなやり方は、短期的な効果はあっても長くは続きません。
そこでカギになるのが固定費の最適化です。固定費は一度見直せば、何もしなくても自動で効果が積み上がるのが最大の強みです。生活の満足度を落とさずに、毎月の支出を継続的に削減することができます。
全体像:固定費を棚卸しして「削る順番」を決める
まずは現状の把握を行います。家計簿アプリや表計算ソフト、手書きで1か月間の家計簿をつけましょう。家計簿をつけたら、下記のテンプレートに金額を記入してみてください。
固定費棚卸しテンプレ(コピペ用)
【通信】スマホ( )円/ネット回線( )円
【保険】生命( )円/医療( )円/その他( )円
【住居】家賃(共益費込み)( )円/駐車場( )円
【光熱】電気( )円/ガス( )円/水道( )円
【サブスク】(例:動画・音楽・クラウド)( )円
【金融手数料】ATM・振込( )円
【その他】( )円
合計固定費( )円
合計が出たら、次の優先順位で着手します。
- 優先1:通信(スマホ)/サブスク → 節約の効果大・削っても生活満足度があまり下がらない
- 優先2:保険 → 見直しに時間はかかるが効果は大きい
- 優先3:光熱 → プラン変更と使い方の最適化で節約効果がある
- 優先4:居住・駐車場 → ハードルは高いがインパクトは大きい
- +α:銀行・カード手数料 → ちょこちょこ発生する費用をゼロにしてストレス減
通信費の見直し(スマホ)――格安SIMで月10,000円超えの効果
スマホ料金は真っ先に見直すべき項目の1つです。僕は大手キャリアスマホから格安スマホへ乗り換えることで、月14,000円→月500円になりました。通信品質の差は多少はありますが、コストが大幅に下がるメリットと比べれば大した問題にはなりません。
具体ステップ
- 直近3か月のデータ使用量を確認(Wi-Fi中心なら低速や3GBでも十分です)
- 30GB以上:povoやahamoを検討
- 10~20GB前後:mineoやUQモバイルを検討
- 5GB以下:日本通信simやIIJmioでさらにコストダウン
- 通話はアプリ・IP電話の併用で最適化
チェックリスト
- 通信エリアと通信速度の評判を確認(自宅/職場/通勤ルート)
- 事務手数料・転出手数料・端末相性に注意
- 家族割より個々人の使い方に合わせたプランを選ぶ方が安いケースも多い
補足:在宅中心の人ほど、モバイル回線は小プラン+自宅Wi-Fiの組み合わせが最適です。
サブスクを整理――「今使ってない」は一旦解約
動画・音楽・ジム・学習サービスなど…。一つひとつは小額でも、積み上がると大きな固定費です。僕は全然通っていなかったジムを解約、動画配信サービスを3→1に絞り、月6,000円削減できました。
「辞めやすく、戻しやすい」やり方
- すべてのサブスクを一覧化して見える化
- 利用頻度を評価して優先順位を付ける
- サービス内容が重複したものが無いかチェック
- 2~3か月使っていないサービスは解約(必要になれば再契約すれば良い)
- 自動更新は解除して、毎月継続するかをちゃんと考える
サブスクの選別基準
- 「週1回以上使っている?」→NOなら解約候補とする
- 「多少質が下がっても他に代替できる無料や低額のサービスは無いか?」→YESなら即解約して乗り換える
- 「サービス内容の重複がある?」→重複分は即解約する
保険料の最適化――“安心のための過払い”を防ぐ
保険は「入れば入るほど安心」と誤解しがちですが、実際はライフステージに合わない契約・重複契約・過剰契約が起こりやすいです。僕は生命保険・傷害保険を解約し、医療は民間保険から共済保険に乗り換え、火災保険もネットで完結できるプランに変更して、月1,000円程までにスリム化することができました。
見直し手順
- 加入中の保険をすべて書き出し、保障内容・保険料を確認
- 身の丈に合わない保険は即解約する
- 保障を受ける可能性が低いものは解約を検討する
- 重複保障(医療やケガ、個人賠償責任補償など)は、即解約する
- 民間保険では無く、低コストな共済保険に乗り換える
- 同じ保障内容でより低額なネット完結型のプラン乗り換える
- 貯蓄型保険は解約し、投資信託などで積み立てを行う
判断の目安
- 独身・扶養なし:死亡保険および医療保険は不要とし、貯金が少ない時期のみ最低限の医療保険のみ契約
- 家族あり:生命保険+収入保障(貯金)を最優先に
注意:見直しは継続条件・健康状態・告知事項に影響します。解約の前に新契約の可否を確認してから動くのが安全。
光熱費の最適化――契約プラン×使い方のダブルチューニング
電力・ガスは自由化で選択肢が多く、「同じ生活で安くなる」余地が大きい分野です。電気料金は燃料価格の高騰で過去との比較が難しいのですが、僕は電力会社を乗り換えることで10年前とほぼ同じ電気料金で生活することができています。なお、賃貸に住んでいる方はガス会社の乗り換えは難しいと思いますが、電力会社の乗り換えだけでもしっかり検討しましょう。
契約プラン見直しの観点
- 基本料金の低さ(基本料金がゼロ円の電力会社やプランもある)
- 時間帯料金(昼・夜の使用偏りがある人は選択肢になる)
- 電気+自宅Wi-Fiのセット割/ポイント還元など
使い方の見直し(すぐ効く)
- 冷蔵庫は詰めすぎず、冷凍庫はなるべく詰める(消費電力が減る)
- エアコンは自動運転が省エネ(弱運転は電力効率が悪い)
- 給湯温度を1℃下げたり、シャワーの時間を短縮する
- 待機電力対策(電源タップ・タイマー活用)
- 省エネモードがある家電は、省エネモードを活用する
住居や駐車場などの“大物”――ハードル高いがインパクト大
引っ越しや駐車場の変更は手間がかかりますが、成功すれば数万円単位の削減が可能となります。僕は車を所持していないため、駐車場は契約しておらず、住居は一人暮らしを始めてから15年間ずっと1ルームの部屋に住み続けることで、住居費を上げないという戦略を取りました。ただ、住居費が既に高額である場合には、より家賃が低い物件への引っ越しすことも検討すべきです。
住居コストの見直し軸
- 間取り:独身・・・1R、扶養なし・・・1LDK、家族あり・・・2LDKなど
- 駅距離:徒歩5分→10分で大幅ダウンするエリア多数
- 築年数:築浅のこだわりを緩めて、日当たりや遮音などで快適性を確保する
- 共益費・更新料・町内会費など実質コストまで含めて比較
駐車場のコツ
- 自宅近隣の相場チェック→徒歩5~10分で数千円下がることも
- 車の利用頻度が少ないなら、シェアリングや時間貸し併用も選択肢に
- 車利用をやめて、バイクや自転車、公共交通機関の利用を検討する
銀行・クレカ・ネット回線の“小さな無駄”をゼロに
銀行の手数料をゼロに
- ネット銀行をメインにし、手数料無料枠(ATM・振込)を活用する
- 使用頻度の低い口座は解約して口座管理をシンプルに
クレジットカード最適化
- 使用頻度の高い1~2枚に集約し、ポイントの獲得と使用効率をあげる
- 年会費が有料のカードは解約し、無料で使用できるカードのみにする
自宅のインターネット回線
- 戸建て/集合住宅、VDSL/光配線など方式で速度と料金が変わる
- 外出先でも頻繁に動画等を視聴するのであれば、ポケットWi-Fiへの1本化も検討すること
- 自宅にWi-Fi環境がある場合、スマホは低容量プランを選択してギガを余らせないこと
ケース別:一人暮らし/二人暮らし/在宅ワーカーの最適解
一人暮らし
- スマホ:小容量×格安SIM、Wi-Fiは自宅かポケットWi-Fi
- サブスク:動画や音楽は1つに絞る
- 保険:医療保障を民間ではなく共済保険で
- 光熱費:自分の生活に合致する電力会社に乗り換える
- 住居:狭めの間取りに引っ越す
二人暮らし・ファミリー
- スマホ:家族割より個々人の使い方に合わせたプランを選ぶ
- 保険:生命保険+収入保障(貯金)を最優先に
- 光熱費:電気プランは昼間使用少なめ前提で、電力会社やプランを見直す
在宅ワーカー
- スマホ:スマホは小容量×格安SIM、自宅Wi-Fiは安定性重視
- 光熱費:電気プランは日中使用多め前提で、電力会社やプランを見直す
- 住居:駅から遠くても良いが、住み心地は重視
実例:僕のビフォーアフター(固定費の変化)
| 項目 | 見直し前 | 見直し後 | 差額/月 |
|---|---|---|---|
| スマホ | 14,000円 | 500円 | -13,500円 |
| サブスク・ジム | 8,000円 | 2,000円 | -6,000円 |
| 保険 | 5,000円 | 1,000円 | -4,000円 |
| 電気 | 4,000円 | 5,000円 | +1,000円 |
| インターネット回線 | 5,000円 | 3,500円 | -1,500円 |
| 合計 | – | – | -24,000円 |
よくある相談:やらない理由を潰す
Q. スマホの乗り換えが面倒で後回しになる
A. 30分だけ「時間」を確保し、申込だけ先に済ませる。必要書類やSIMの到着は数日後となるため、その間にデータ移行の準備を進めれば、実作業は意外と短く済みます。
Q. 家族の理解が得られない
A. 感情論ではなく、節約額×年数で具体的な効果を示すこと。月2万円×3年=72万円の節約効果が期待でき、その浮いた分のお金で「未来の選択肢が増える」と伝えるのがコツです。
Q. 保険の見直しが不安
A. いきなり解約するのではなく、新契約の審査通過を確認してから解約すること。第三者の無料相談はなるべく利用しないこと。無料相談を利用する場合は、不要な保険の契約を行わないよう注意すること。
90日アクションプラン:無理なく2万円削減を定着させる
Day1~7:可視化と即効系
- 固定費棚卸しテンプレで全出費を可視化
- スマホ:プラン変更/乗り換え申し込み
- サブスク:使っていないものを一括解約
Day8~30:少し整理に時間がかかる系
- 加入保険の整理→重複分は解約・共済への加入を検討
- 電気・ガス比較→最適プランへ切替
- ネット回線:方式・料金・速度の棚卸し
- 銀行・カード:手数料ゼロ化&集約
Day31~90:大物&最適化の仕上げ
- 住居・駐車場:次回更新月に向けて相場調査
- 家計振り返り→浮いた2万円の使い道を決める(投資もしくは貯金)
浮いた2万円を「増えるお金」に変える:仕組み化のすすめ
節約は手段であり、目的は「お金の安心を増やす」ことです。僕は節約で浮いた2万円を毎月NISAのつみたて投資枠を利用して、クレジット積立で投資信託を購入しています。
配分イメージ
- NISA:5,000円(インデックス投信で長期積立)
- 貯金(生活防衛資金):15,000円(生活費の6か月分程度)
まずは、生活防衛資金を貯めることを最優先にします。生活防衛資金が貯金出来たら、NISAを活用して毎月一定額を積み立てましょう。クレジットカード積立を利用して、ポイントを貯めつつ、自動で積み立てを行うようにすると意思の力に左右されることなく積み立てが可能となります。
まとめ:固定費カットは「最小努力×最大効果」
食費や趣味を制限して、我慢をずっと続けるスタイルの節約は長続きしません。しかし、固定費を見直せば、一度の節約で効果が毎月続きます。通信・サブスク・保険・光熱・住居という五大領域から着手すれば、月2万円の削減は十分可能です。毎月の家計の負担が軽くなれば、貯金や株式へ投資するための余力が生まれ、人生の選択肢が確実に増えます。固定費の節約は毎月の支出を継続的に下げることができますので、今日からでもすぐに見直すことをオススメします。


